ギャルゲープレビュー
MOEラブ〜なついろ萌黄寮〜

キャラクター
柚原繭梨 萌黄寮で最初に会う住人。ほえ〜っとした雰囲気の持ち主。朝に弱いらしい。ドジという言葉が良く似合う。
萌黄瑞菜 主人公を萌黄寮に招いた張本人。以前、主人公の妹として共に過ごしていた女の娘。現在は萌黄寮のオーナーをやっている。
新井ミン 萌黄寮の住人でクラスメート。どこからともなく信楽焼の狸を取り出せるらしい。口より先に手が出るタイプ。
小桜一姫 萌黄寮の住人で1つ年下。無口でペットの金虎にだけ心を開いている。見かけに寄らず大食い。
古河美樹奈 萌黄寮の住人で、主人公のクラスの担任。喋るのが苦手のようで、授業はプリント中心。静香とは親友の間柄。
卜部静香 主人公が通う学園の保険医。いいかげんな性格の割に、腕は良さげ。実家の神社の巫女をすることもある。大酒飲み。
卜部輝夜 静香の妹で主人公より1つ年下。姉妹ともども、過去に主人公と面識がある。保健室で静香と衝突することがしばしばある。
金虎 一姫のペットのウサギ。スイカを食べたりお茶を飲んだりできる謎の生物。その正体は不明。
あらすじ 念願の一人暮らしができるようになった主人公、浅木修一。
そかし、世話になるはずだったアパートが全焼し行き場を失う。
そこにたまたま通りかかったかつての妹、萌黄瑞菜により彼女の住む寮、萌黄寮に誘われる。
女子寮である萌黄寮に男が住むことに住人は反発。しかし、瑞菜の説得により、1ヶ月間管理人として住むことを許可される。
1ヵ月後、住人の賛同が得られなければ退去、学園側にこのことがバレても退去。
そんな状況の中で、修一の新しい生活が始まる。
メインシナリオ 主人公の修一が萌黄寮の女の娘と仲良くなっていくのが大筋の物語。
前半はほぼ共通のルートで、後半はキャラクター別のルートが用意されている。
基本的に目的の女の子を選ぶような選択をしていけば問題はないと思われる。
ただ、どっちつかずの状態でフラフラしているとバッドエンドにもなるので注意が必要。
美樹奈、静香、輝夜は後半は3人要の共通ルートを通り、そこから個別ルートに入るため、個別ルートに入ってからの話が短いのが残念。
たとえば、輝夜シナリオは瑞菜シナリオの半分以下のテキスト量。
幼少の頃出会っていた、という事実を生かせていなかったりする。
というか、人気投票でトップを取った輝夜の扱いがぞんざいすぎるので、消化不良のユーザーが続出するはず。
ぶっちゃけ、瑞菜以外のシナリオは期待しないほうがいい。
やってみて「良かったな」と思えればラッキーぐらいな頭で望まないと、正直イタイ。
システム 選択肢により女の娘の好感度を上げていく、オーソドックスなアドベンチャー。
イジワルな選択肢はないが、選んだ選択によって会話が殆ど変化しないのが残念。
一言二言話して、すぐに共通ルートの会話に戻る。
所々、強引な展開はご愛嬌か。共通ルートの会話の変化が乏しいので、スキップが恋しくなる。
メッセージログ閲覧は可能だが、ボイスのリピートはなし。
おまけ要素 誰でもいいので、クリアするとCGモード、回想モード、BGMモード、エクストラシナリオが出現。
エクストラシナリオは各キャラに1〜2個用意されていて、内容はHシーン。
本編に入れられなかったものをこっちに回したと思われる。
なぜ、これらのシナリオを本編に織り込まなかったのかは謎。
クリアしたキャラの閲覧が可能。静香＆輝夜のエクストラシナリオを見るには両者をクリアする必要がある。
CGモードはエクストラシナリオを消化することで、すべて埋まる。
総評 はっきり言って作りは甘いです。輝夜とのラブラブなお話を期待していた方は消化不良でヤケを起こすかもしれません。
そのくらい足りない部分が多いかと。原画が好みだっただけに物足りなさを感じまくってしまいました。
上でも書きましたが、瑞菜のシナリオはそこそこ楽しめました。瑞菜ファンはある程度は満足できるかもしれません。
まぁ、瑞菜シナリオでも足りないといえば足りない気もします。

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